今年はコロナ禍で実施が危ぶまれていた全国通訳案内士試験ですが、あらゆる試験が中止や延期になっている中、平年通り実施されております。
私は、去年に一般常識と通訳案内の実務の2科目は合格しましたので、それらの試験が免除されるのが今年だけであるため、どうしても受験したいと思い、感染を心配する旦那の反対を押し切って、大阪に受験しに行きました。
英語はTOEICが900点以上なので免除されましたので、日本歴史と日本地理を受験しました。
日本地理は、去年は合格点が70点のところ、自己採点で67点で悔しい思いをしました。日本歴史は、去年はとても難しかったので、今年はどちらかと言えば地理よりも歴史に重点を置いて対策しました。
そして、いざ蓋を開けてみると、日本地理は新傾向で著しく難化しており、日本歴史は安定の難問続きでした。ですが、日本地理よりも日本歴史の対策に力を入れていたせいか、日本歴史は去年よりは比較的に解答しやすいと感じました。
今年から、「コロナ感染拡大防止」という名目で、問題用紙を持って帰ることができませんでしたので、自己採点がほぼ不可能です。もはや自分がどの選択肢を選んだのかも定かではない状態ですので、たとえ他の皆さんの記憶力によって問題と解答が公開されても、自分が正答しているかどうか分からないのです。
上記の通りですので、正直申しまして、日本地理は合格している自信は余りありません。日本歴史も、もう一歩及ばずなのではないかと思います。
出題されて嬉しかった問題のトピックとしては、渋沢栄一、三島由紀夫、赤穂浪士、和気清麻呂、別子銅山、臼杵磨崖仏、枯山水、隠元の万福寺、国立西洋美術館、鞆の浦、石鎚山、寒霞渓などでした。
Twitterでの解答速報も、人によって正答の意見がまちまちなので、困惑しています。問題文がひねられていて、引っかけ問題になっていたせいなのだろうと思います。
平等院鳳凰堂を建立したのは誰かと尋ねられたら、藤原頼道と答えるのが正しかったのかも知れませんが、先に建物を建てたのは道長なので、微妙な出題だと思いました。
何はともあれ、問題と配点が公開されるのは11月の合格発表と同時だそうですので、しっかりおさらいできるその日まで、もどかしい気持ちを持て余すことになりそうです。
少なくとも、去年よりは日本地理や日本地理の知識が増えたことは間違いないので、じっくりマイペースで合格を目指していこうと、今は気持ちを切り替えようとしています。
いずれにせよ、いつかは一次試験に合格することが目標であることに変わりはないので、念のために、二次試験対策を始めておこうかなと思っています。
コロナの影響で通訳案内士のお仕事の依頼はしばらくはないでしょうし、焦らず地道に努力を続けたいです。