昨年に私がうつ病が原因で退職してから、ほぼ一年が経ちました。
失業手当を頂きながら、闘病しながら転職活動を続けてきて、精神障がい者に対して一般的な企業がいかに冷たいかを、身をもって体験しました。たいていの会社は、精神障がい者であるという理由だけで、採用を控えてしまうようです。
発達障害の次男がアフタースクールで友達を噛んでしまうなどのトラブルを起こしていたので、アフタースクールを多用することもはばかられたため、勤務できる時間も短く、転職活動はとても困難でした。
唯一、こんな私を迎え入れてくれたのが、ある英語学校でした。週に一日だけ、夜に高校生の英検対策の授業を受け持たせてくださることになりました。
問題は、子供たちをどうするか、ということでした。
まだお風呂に子供たちだけで入れないのですが、義母は子供たちをお風呂に入れることができません。義母も精神障がい者であり、育児について頼めることが限られています。
そこで、実母に相談し、週に一日程度ならば、夜に実家で子供たちの面倒を見てもらえることになり、夕方子供たちを実家に預けて仕事に出かけるようになりました。
塾や英語学校での英語講師のお仕事は、平日の夜間や土曜日などの勤務がほとんどですので、育児中の身にはハードルがとても高いのですが、週一日だけの勤務という待遇が私には丁度良く、このお仕事に巡り合えて本当に幸運だったと思います。
週に一日だけでも、好きな仕事をするために子供たちを人に預けられる時間は、私にとってとても貴重な時間になっています。
うつ病に罹ると、とても疲れやすくなり、集中力が持続せず、長時間続けて働くことが困難になります。
そんな私に残された他の選択肢は、自宅で好きな時間だけできる仕事でした。
幸い私には英語力というそこそこの武器がありますので、それを活かしてできる仕事をひたすら探しました。
たどり着いたのが、ネイティブキャンプというオンラインの英会話と、UnbabelというAI翻訳のエディターのお仕事でした。
そしてもう一つ、Lionbridgeという会社のお仕事にも最近応募しましたが、これについては採用してもらえるかどうかはまだ分かりません。これから約一週間かけて採用試験を受ける予定です。守秘義務があるので内容は公には紹介できませんが、少なくとも採用されたかどうかはこちらで報告しようと思っています。
JapaTalkという日本語講師のお仕事にも応募してみました。これから審査を受ける予定です。
CafeTalkやPreply、TimeTicketなどにも、英語講師、日本語講師、占い師として登録してみました。
ネイティブキャンプで英語講師として働くと、生徒としてレッスンも受けることができるのですが、特典で月会費が無料でレッスンを受けることができます。半月に1回はレッスンを提供することが条件なのですが、とても助かります。又、日本人講師は、需要が高いので、外国人講師よりも予約なしの「すぐにレッスン」の時の報酬が高めに設定されています。それでも報酬はそれほど厚待遇とは言えないのですが、ネイティブスピカーではない外国人講師の方で、生徒として受講したいと思っている方もいるのだけれども、上記の特典は日本人講師のためだけに限られているそうなので、日本人は得しているのだと思います。
ネイティブキャンプで英語講師になるには、TOEIC750点又は英検準一級を取得していることなどの資格が必要です。もしご興味がある方は、下のリンク先からお申込みください。紹介者のReferrer Emailとしてeriwilde@davidbowie.comと入力していただけると嬉しいです。
ネイティブキャンプでの英語講師のお仕事は、周囲から雑音が聞こえたり、レッスン中に生徒さん以外の人や物に気を取られてはいけないので、私の言うことを聞かない子供が家にいる時には、レッスンを提供するのはほとんど不可能です。
ですから、子供が家にいる時間帯には、今のところUnbabelでのエディターの仕事がメインになっています。
Unbabelでの仕事は、日によって仕事量の変動が激しく、仕事がたくさんある日と、余りない日との差が激しいです。
仕事が余りない日には、ブログを書いたり、ウェブサイトを管理したり、新しいお仕事の可能性を探したりしています。
仕事量が不安定なので、収入も限られてはいますが、自由に働くことができているので、精神的には私に最適な働き方だと思っています。
Unbabelは、毎日の作業の実績により、毎日時給が変動します。一昨日は$17だったけど昨日は$15、そして今日は$16、という感じです。どうやらこれもAIがランダムにジョブを選択し、かかった作業時間を計測して、自動で決めるというシステムなようです。
AIが翻訳した内容に問題が少なければ、作業時間が短くなり、エディターの評価が高くなるのですが、AIが翻訳した内容に問題が多く、修正に時間がかかった場合、作業時間が長くなり、その分評価が低くなるという、いささか疑問が生じるシステムになっています。それが難点と言えば難点です。
私はメンタルが余り強くないので、毎日のように時給が変動するのを見て一喜一憂しています。AIなんかに負けたくないので、なんとか振り回されないように強くなりたいものです。
自分のペースで、着実にコツコツと作業ができる在宅ワークは、育児中でうつ病持ちの私にぴったりです。他にも、ココナラやママワークスやConyacなど、子育て中のママが在宅ワークを探すのに良いサイトはたくさんあります。私は、個別のお仕事に逐一競争入札するのが苦手なので、あまり利用していませんが、お仕事探しの1つの選択肢として、お薦めできると思います。
最後に補足したいと思うのですが、私の経験では、英語力を活かして在宅で働きたいのであれば、講師よりも翻訳の方が収入は高いという印象があります。翻訳もそうですが、オンラインの英語講師の相場は、世界中の英語話者と競争しなければならないので、特に競争が激しいのだろうと思われます。
各種受験対策のオンライン英語講師ということになると、日本人講師が主流になるので、相場は高めになるのですが、勤務時間が平日の夜間か土日になり、自分の育児との両立がとても難しくなります。子供がある程度手がかからなくなるまで、諦めないといけない分野になっています。
それと、私はNative CampやUnbabelなど、外国企業の在宅ワークが向いているようで、支払いがドル建てでPaypal経由で支払われることが多いです。日本企業よりもお仕事の需給がスムーズに行われますし、特に翻訳は報酬が高めな気がします。
日本人の女性が育児をしながら働くのは、とても大変です。子供が病気になったり、各種行事に参加したりしないとならなかったり、子供の宿題を助けたり、習い事の送り迎えをしたり、果たさないとならない役割が多く、ストレスに負けない強いメンタルが必要です。
適度に息抜きもしながら、家事も上手に手抜きをして、家族の理解を得ながら、働かなければなりません。
上手にワークライフバランスを実現して、自分なりの幸せを探していきたいと思います。
又、私と同じようにうつ病と闘っている女性が、社会復帰のための一つのきっかけとして、在宅ワークにチャレンジし、貴重な一歩を踏み出せることを願っています。