私は割と本は平均的な人よりは読むほうだと思います。
小説も読むのは読むのですが、むしろビジネス書を読むことが多いです。
好きな小説家は、三島由紀夫や村上春樹ですが、余り多くは読みません。
でも、自己啓発書や、メンタルヘルス関連書、スピリチュアル関連、専門の語学関連など、いつも本棚は、精読する時間が取れず、パラパラめくるだけで止まっている読みたい本でいつも溢れています。
その中でも、私が読破でき、かつ自分のためになっていて、鬱との闘いを少しでも楽にしてくれていると思う本を紹介します。
フローマインドとは
先ず始めに、辻秀一さんの書籍を紹介します。
辻さんは、私たちが何かに没頭でき、ベストな精神状態にあることを、「フローマインド」と呼び、著作の中で最も重要なキーワードとしています。
そして、「フロー」の状態に入れていない状態を「ノンフロー」と呼び、人が最高のパフォーマンスを発揮するためにはどうすれば良いかについて、分かりやすく解説しています。
その理論の根底には、日本文化、特に武士の闘いの世界で重要であり続けてきた、禅の思想があります。
辻さんは、私が連載開始時から大好きだった井上雄彦先生の漫画、「スラムダンク」のエピソードを使って、勝つためのメンタルについて述べています。
そして最近、鬱と闘うために私が購入した辻さんの本が、「自分を敬え」です。
振り返ってみると、私は、自尊心にダメージを負い続けてきたのだと思います。
私が仕事でフローに入れないのは、自尊心が低いからなのかも知れないと感じました。もし、自分の仕事に心から自信が持てたら、もっと簡単にフローに入れるようになるのかもしれません。
結局は、「ありがたい」といつも心から感じていることができるかどうかが、フローに入れるかどうかの決め手だということです。
心から「ありがたい」と感じることは、何もかもを当たり前に感じすぎている私の心にとって、とても難しいのです。
そこに真の病巣があるのだろうと思います。
本当に感謝できることの難しさ
加藤諦三さんの書籍も、学生時代からたまに読んでいるのですが、先日、鬱に関連する書籍として偶然本屋で見つけたのがこの本です。
鬱病の根本的な原因について、様々な側面から加藤さんの見解が述べられています。
私が共感できる部分も多々あり、読むとう~んと唸ってしまいます。
我慢ばかりしている自分、楽しいことができずにいる自分、知らない間に押し込めてしまっている本当の自分。
その積み重なりが、今の鬱積したもやもやを抱えている私を形成しているのだということを、この本を読むと気付かされます。
上記の他に、マインドフルネスについての本も読んでいます。
これから読みたいと思っているのが、「エッセンシャルコード」の鶴田豊和さんの書籍です。
これらについては、又後日、続編を書きたいと思っています。