早いもので、あと数時間で平成30年が終わります。
平成元年から30年間続いた元号が、来年から変わり、新しい元号に変わります。
平成の30年間は、思い返すと、私にとっては、10代から現在に至るまで、たくさん迷いながらも、自分の理想の人生をひたすら探し続けてきた時代でした。
18年前には、元号が平成になる数年前から憧れ続けてきたデヴィッド・ボウイさんに、直接お目にかかれるという、とんでもない幸運に恵まれました。
ニューヨークで催された、彼の公式ファンサイトのメンバー達のためだけのコンサートを観に行った時、事もあろうに、彼は私を彼のステージに彼と一緒に上らせ、観衆にスピーチをさせたのです。又、バックステージにも特別に招待してくださり、二人だけで写真まで撮っていただきました。
その後私は、奮起して英検一級という高かったハードルを乗り越え、ボウイさんのファンになってから夢に見続けてきた翻訳や通訳の仕事を広く世間様にさせて頂けるようになりました。
又、彼の仏教への傾倒や神秘主義的な趣味は、私のスピリチュアル面にも強く影響を及ぼしました。
私の平成は、彼の存在に彩られ、彼の存在なしでは、あり得なかった事は間違いありません。
彼は平成終わりを待たずしてこの世を去りましたが、彼の威光は、この世のある限り永遠に輝き続けることでしょう。
彼という伝説の歴史の1ページに、恐れ多くも私ごときが掲載されたという事実は、私の人生で最も重要な転機でした。
そんな愛すべき時代が、もうすぐ幕を降ろそうとしています。
私の心の支えになってくれた彼のためにも、私は自分の生き方を決して後悔しないと誓いつつ、間も無く始まる新しい時代を迎えたいと思います。
ありがとう、平成30年。
さようなら、平成30年。