ことばや知能の発達がゆっくり目な次男ですが、昨日は幼稚園の発表会の予行演習があり、おそるおそる観に行きました。
果たしてセリフをきちんと言えるのか、お遊戯はきちんとしてくれるのか、ハラハラドキドキでした。
いざ、次男のお遊戯が始まり、出番がきました。次男は、時折、ほかの子たちほどメリハリのある踊りができないこともあるけれども、なんとかステージの上で硬直せずに踊って見せてくれました。
次男は、私が家で「発表会、どんなことをするん?」と聞くと、他の学年の子達の踊りを見せてくれたりしていたので、一体どれが次男のお遊戯なのだろうと思っていましたが、やっと謎が解けて、「勇気100%」に合わせて忍者の格好をして踊っていました。忍者のような振り付けも、家で見せてくれていたので、これが正解だったのかと合点がいきました。次男はどうやら、多くの情報の渦の中で、自分に関係するものを取捨選択する能力が、他の子より低いのだろうと思いました。それって、私にも同じようなことがあるので、やっぱり遺伝なのかと納得してしまいます。
お遊戯の途中で、隊列が変わるタイミングがあったのですが、次男はどこに移動すればよいのか分からず立ち往生。お友達が手を引っ張って移動させてくれていました。
劇は、おむすびころりんです。次男にも、舞台挨拶の重責が与えられていました。次男は、私の不安をかき消すように、自分の担当である劇の名前を、声は小さめではありながらも発声できました。
又、劇の中でも、ねずみ役で数回セリフを言う場面があったのですが、いずれも正しく言えていました。
心底、ほっとしました。
仕事を休んでことばのリハビリにずっと通わせてきた甲斐もあったようで、本当に良かったです。
ただ、劇中に自分の出番でない時に、舞台の袖から観客席を覗き見している次男を見つけて、冷や汗をかきました。そのうち足まで突き出していました!
状況判断能力は、まだまだ改善の余地があるようです。
フィナーレの合唱では、集中力が切れたのか、ほとんど歌わず、身振り手振りもせず、最後のみんなで手を振るところもじっと突っ立っていました。園長先生に、「手を振ってね」と名指しで言われて、やっと手を振り出しました。
次男にとっては、これが精一杯だったのかもしれません。重要な所はできて、気を抜けるところは気を抜いていました。次男なりに他の子達と一緒に頑張っていたと思います。
でも、予行演習でここまでできたのだから、本番はもう少し良いところを見せて欲しいと思ってしまいます。勝負は今週の土曜日、しっかり応援したいと思います。