みなさん、ご機嫌いかがですか?
私は、10年以上も前から、耳鳴りの持病に悩まされています。
私の耳鳴りは、ブーンという中低音が主体ですが、たまにキーンという高音も聞こえます。
気になり始めた頃、耳鼻科に受診した時には、耳には全く異常がないと言われました。
そして、原因不明の病の掃き溜め的な、自律神経失調症という診断を頂きました。
記憶が定かではないですが、確か軽い精神安定剤のようなお薬を処方されたと思います。
でも、この症状がすぐさま精神疾患の一部にされてしまうことへの猜疑心と不安が払拭できなかった私は、思い切って漢方薬局を頼りました。
漢方薬局の先生に、「その薬を飲んでいると早くボケる」といわれ、割と高価な漢方薬を、勧められるままに購入しました。
「婦宝当帰膠」と、クマザサの含まれる「松寿仙」と「二号方」というお薬でした。(メーカーは異なりますが、ほぼ同じ成分と思われる商品を紹介します。)
しかし高価なだけあって、しばらく飲み続けると効果が出て、耳鳴りに悩んでいたことさえ忘れてしまっていました。
その漢方薬局には、その後不妊治療でもお世話になり、割と高齢出産だった私ですが、特に大きな問題もなく、二人の息子たちを自然分娩で出産できました。
産後も耳鳴りの症状が出ると、頼るのはその漢方薬局です。
でも症状がなくなると、漢方薬も次第に飲まなくなり、冷蔵庫で眠らせたままになったりするようになりがちです。
つい先日まで、耳鳴りで漢方薬を処方していただいたことさえ、忘れ去ってしまっていた私。
最近経験している様々なストレスと夜更かし続きがたたり、耳鳴りが再発して、慌てて漢方薬局に再び駆け込みました。
今回は、私に強い不安感もあるということで、「温胆湯」という漢方薬をプラスしてお薦めされ、購入しました。人間にとって、眠るという行為には最も「肝」が必要なのだそうです。「肝がすわっている」人が良く眠ることができる人なのだそうです。どおりで主人は良く眠るのですが、本人に教えると、「俺は肝がすわっているのか!」と喜んでいました。
そういえば、以前頂いた「心脾顆粒」という漢方薬の効能に、「健忘」が入っていたことを、再び同じ処方を頂いて思い出した私でした。漢方薬は体質に合わせて処方されるので、やはり私のような体質だと「健忘」になりやすいのだろうと妙に納得してしまいました。最近本当にいろいろ忘れっぽいので、それを不安に思うのもストレスになっているのです。こんな悪循環はどうにか断ち切りたいものです。
東洋医学の診断では、私の血が足りず、さらに瘀血という状態で滞っていることが、肩こりや首のこりの原因にもなるし、頭に血が行き届かずに、耳鳴りの症状も出るとのことです。
おそらく私の強迫神経症のような症状も、同じ器質的な問題からも生じているのではないかと思います。
耳鳴りという症状そのものは、器質的な異常が原因で起きるものなのだろうと思います。
それでも、耳鳴りを生じるような器質的な問題を生み出すのは何かといえば、元を正せば、様々なストレスなのだろうと思います。「病は気から」ということですね。
又、この耳鳴りを気に病みすぎることを原因として、二次障害として強迫性障害のような精神疾患を招いているのかもしれない、ということです。
漢方薬以外に私が今までに頼ってきた耳鳴り対策方法としては、音楽療法があります。(全ての道は音楽に通じている私です。)
モーツァルトが耳鳴りに効果があるということで、クラシックが割と好きな私は、一時期車を運転中にずっと聴いていました。
又、オルゴール療法のCDも聴いたりしていました。
そしていま一番良いと思っているのが、脳波サウンドです。
下記はiPhoneのアプリ用のリンクですが、iMobLifeのウェブサイトでも試聴できます。
不思議な脳波-癒しのためのリラクゼーション音楽 - iMobLife Inc.
サウンドの品質がとにかくハイレベルで、酷い耳鳴りで眠れない時でも、ヘッドホンを付けたまま横になると、いつの間にか眠ってしまいます。
さて、今夜も夜更かししてしまっていますが、もうそろそろ肝を据えて眠りに落ちたいと思います。